桑名の駅(桑名的车站)

桑名の駅 – 中原中也

桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ鳴いていた
夜更の駅には駅長が
綺麗な砂利を敷き詰めた
プラットホームに只独り
ランプを持つて立つていた

桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ泣いてゐた

焼蛤貝(やきはまぐり)の桑名とは
此処のことかと思つたから
駅長さんに訊ねたら
さうだと云つて笑つてた

桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ鳴いてゐた
大雨の、霽(あが)つたばかりのその夜は
風もなければ暗かつた

「此の夜、上京の途なりしが、京都大阪間不通のため、臨時関西線を運転す」


 

桑名的车站 – 中原中也

桑名的夜晚真暗哪
青蛙呱呱地叫着
深夜里车站的站长在
往地上铺满漂亮的碎石
站台上只身一人
拿着煤油灯站立着

桑名的夜晚真暗哪
青蛙呱呱地哭泣着

说起“桑名的蛤蜊”(*1)
那不正是此处吗
站长听我这么说
“是啊”地说着笑了

桑名的夜晚真暗啊
青蛙呱呱地叫着
大雨初停的这个夜晚
风也若无似的真暗哪

(此夜是上京途中,然而因京都大阪之间交通不通,开动临时关西线)

*1:烤蛤蜊是桑名的特产,去桑名吃蛤蜊是不会错的。在江户时代的落语里有了“その手は桑名の焼き蛤”意即“不会上当受骗”这样的俗语。

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